太田ベルタウン

初めて行ったのは中学の頃だったと思う。万年補欠の部活で東武線に乗って遠征に行ったときだったから、オープンして間もなかったに違いない。混雑と眩しいくらいの照明に完全におのぼりさん気分だった。初めて「でんでんバーガー(謎)」に遭遇したのもここ。食べてみたくても注文の仕方がわからない。「ここは自分が来る場所じゃない」という勝手な恐怖心を埋め込み、長らく訪れたことはなかった。今考えると馬鹿みたいな話だが、農村育ちなものだから。
買い物ポイントになったのは、ようやく家庭を持ってから。奥方が生地を物色するのにつきあって出かけていたものだ。ただ、昔の強烈な記憶からすると駅の高架化や周辺のショッピングモールや家電量販店の進出に対し、徐々に寂れていくのが痛々しかった。
ベルタウン
明日手放す車を運転しながら、「寄って見るか」と思いついたのは、まもなく閉店するということを聞いていたから。群馬にとって駅のそばというのは決して好条件ではない。いかに広い駐車場を有しているかだ。
自分にとって買うものは、やはり今日も無い。ただ、成長の早い子供ら用に靴を購入した。その間あちこちをぶらり。
アンパンマンショー
たまたま子供向けに着ぐるみショーをやっていた。こうして数限りなくイベントをやってきたに違いない。子供らにはそんなことはどうでもよく、夢中でショーを見ている。
小腹が空いてきたので、例のハンバーガー店で休憩する。
マクドの食べかす
あの頃は「都会の御馳走」なんて感じていたが、今では単なるファーストフードの一つにすぎない。電車・バス・自転車しか移動手段がなかったあの頃は、太田駅周辺はとてつもなくひらけた街に思えた。これからこのあたりはどう変わっていくのだろうか。

コメント

  1. さよなら、ベルタウン

    ベルタウン(太田市)
    閉店売り尽くし/ツリーもどことなく悲しい/初めてのマックはここだったぃね
    喫茶「伝言板」/太田駅北口・新田義貞公銅像/北口よりベルタウンを臨む
     自分が育った思い出の風景を横目に、電車は南へ。(途中車内で予想だにしなかった事実に直面し、驚愕。この件は改めて別記事に起こすことにするで。)すっかり高架となった太田駅に到着。
     今日の目的は、来年の1月14日に閉店するってゆう「ベルタウン」を訪れること。今回は郷愁に浸る意味で、あえて若い時と同じく電車で行ってみることにしたんさ。
     ベルタウン・ユニー太田店ができたのは確か昭和52年だったぃね。当時ここはひ…

  2. 本日、ベルタウンに別れを告げにあえて若い頃と同じく電車で行ってきました。いろいろなことを思い出し、感慨深いものがありました。合掌。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です