那須は起きてみるとあいにくの曇天。
気を取り直して出発するも、今回は計画もなにも考えていない。
とりあえず温泉神社前の足湯につかり、しばしボーッと過ごす。いくらか温まったのか子供らは殺生石周辺へ散策。さすがに肌寒さもあってか、観光客は少ない。
庶民の味方南ヶ丘牧場は今回はひとまずパスし、なぜか道の駅「明治の森・黒磯」まで進行。そばに那須野ヶ原開拓に尽力した青木周蔵子爵の別邸が公園として整備してある。趣のあるドイツ建築。そばには菜の花がちょうど満開。ムッとした花の香りの中、子供らはさっそく鬼ごっこに興じている。
正面にはうっそうとしたヒバの並木に圧倒される。でも別邸裏にまわると翌檜(あすなろ)の立派な樹の存在感も見逃せない。那須と塩原の道の駅にばかり足が向いてしまうが、その間にあるこの地は意外だった。
とはいえ、花より団子。併設されているレストランでオムライスとサンドイッチをぱくつく。